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2021.02.28 (日)
全ては愛情ゆえに
野球で例えれば走攻守。
麻雀ならばハクハツチュン。
タピオで言えば唸る吠える咬む。
本日は「3役揃った」しつけ教室の「大型」新入生をご紹介します。

チワワの「タピオ君」です。(オス1歳)
まず私がタピオとはじめて会ったカウンセリングでの出来事。
私 「咬むという事ですが、具体的にどのようなシチュエーションで発生しますか?」
パパさん・ママさん 「触ったら」
私 「・・・」
私 「それでは、いつ吠えますか」
パパさん・ママさん「かまって欲しい時は必ず」
私 「・・・」
私 「唸るのは?」
パパさん・ママさん 「タピオの気分次第です」
私 「・・・」
万事がこんな状況。これは大変なしつけ教室になるとすぐに理解しました。
ただし、同時にパパさんママさんのお返事から、問題解決への鍵がハッキリと見えたのも確かです。
犬の問題行動を矯正しようとする場合
咬んだ時に〇〇しましょう。
吠えた時に〇〇しましょう。〇〇した時には〇〇しましょう。
しつけ本であれ、ネット情報であれ、いわゆる対処法に終始する形がほとんどです。
果たして本当にそれで良いのでしょうか。
普段の生活態度改善を伝えるのが何より必要なのに。

タピオにとって必要だったのは、パパさんママさんが「〇〇〇」になること。
これまで注いだ愛情は他の誰よりも。注いだ優しさは誰よりも。褒めた量は一生分。
それはタピオの行動を見ればすぐに分かります。
だけどパパさんママさんが次に注ぐべきはご自身が「〇〇〇」だという強い意志。
決してその場しのぎのしつけ方では無く。

今日でスクールでのレッスンは終了。問題行動が解消したタピオは以前よりもっともっと可愛くなりましたよ。
とても不安そうな顔で「このまま咬まれるのが続くと、この子を本当に嫌いになりそうで怖い。」
そうカウンセリング時に仰ったママさん。 今では立派な飼い主さんになられました。
タピオ君、次はドッグランでの呼び戻しレッスンへ移行です。
どうかお手柔らかに頼むよ。
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