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2022.01.27 (木)

しつけ教室の様子


私はしつけ教室でいつも思うんですよね。全てのママさんの愛情は本当に偉大だなと。
例え私がドッグトレーナーとして、どんなに素晴らしい訓練技術やどんなやり方を持ってしても、きっとママさんとワンちゃんとの絆を真の意味で超える事は出来なくて。

だからこそ、当スクールでは飼い主さんにお伝えすることがたくさんあるんです。

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さあ、本日ご紹介するのは
しつけ教室に通うミニチュアシュナウザーのポン太君(♂)です。

表情と立ち姿や位置を見てわかる通り、少し神経質でママさんへの依存性あり、その為周囲への警戒心が強い。
レッスンを通じて、この個性とどう向き合えば「家族として一緒に幸せなれるのか?」それを探していきます。

ポイントは「この子が幸せになるには?」は×。 「一緒に幸せになるには?」が〇。
そうじゃないと、ママさんの溢れる愛情もただワンちゃんに対しての奉仕や従事になり、良い個性も悪い個性も伸ばす事になりますからね。

それではレッスンの様子です。

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ホラ凄いでしょう! ママさんもポン太も本当に良く頑張りました。
ママさんがその愛情深さゆえに、ポン太への奉仕&従事側へ時々傾くのはご愛嬌^^
良い時も悪い時にもちょっと神経質なポン太の前では、明るく自信を持ちドーンと構えておけばOKです!

この強い絆を活かして、次はドッグランレッスンへ移行しますよ。
「ポン太と一緒に幸せになるため」に。







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2022.01.14 (金)

「良い悪い」じゃない


犬の適正ってとても大切だと思うんです。
気性の激しい子もいれば、常に穏やかな子もいる。おもちゃに強く興味を示す子がいれば、全く気にならない子もいる。
社交性がある子、神経質な子、エネルギッシュな子、中庸な子。音感シャイな子、依存性の強い子、フード命の子。

当然その全てに接し方やトレーニング内容の違いがあり、一頭だって同じ性質の子はいない訳です。
だからこそ私はドッグトレーナーとして、そこにこだわりたい。



今日はしつけ教室に通う、元気なワンちゃんをご紹介!!
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トイプードルのポポ君(1歳・♂)です。パパさんママさんと一緒にトレーニングを頑張っています。


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有り余るエネルギーと、常に前向きで気の強い性格のポポ君。
若さもあり、飛びつき、吠え、噛む、言う事は全然聞かない。そんな飼い主さんのご相談から最初は始まりました。

確かに「犬を家庭で穏やかに飼う」と言う目的であれば、ポポ君の超ヤンチャでエネルギッシュな性格は不向きですし
スクールへ来る前のように、しつけ本に書いてある単純に褒めて褒めてだけでレッスンを進めれば、行動改善どころか余計に問題行動が悪化するのは火を見るより明らか。

私はパパさんとママさんに、ポポ君の性格は○○だから、○○をする必要があります。
まるでポポ君の解説書を読むかのように、何度も何度もご説明をしました。
それに対して、毎レッスン真剣に応えようとしてくださったパパさんとママさん。

その結果が表れているのが、今日のレッスンです。




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・脚側行進


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・待てからの



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・来い 


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・後へ


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・お手 おかわり


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・抱っこ

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・立って

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・ハウス


皆さまいかがでしょうか。きちんとママさんが「飼い主として」ポポ君との関係を築けていますよね。
ポポ君の適性を知り、その才能を活かしたトレーニングをすればこんなにワンコの態度が変わるんです。


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ドッグトレーニングはコミュニケーション。
我々の伝え方が本当に正しいかどうか? その答えはいつだって目の前のポポ君が教えてくれます。









番外編・・・  ポポ君の後ろを歩くこのパピーワンコは?

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新しく家族になったチワワのコロンちゃんです。
お兄ちゃんのポポ君と違い(真反対の性格)、シャイ&臆病&甘えん坊さん。まずは来月の幼稚園からデビュー。
おや?ここにも(進路)、適正の違いがありますね^^

 
2021.03.28 (日)

いつだって犬から見て考える


こんばんは。代表ドッグトレーナーのKです。
先日は32wanドッグランさんでトイプードル・ペコちゃんのトレーニングを行いました。
もちろん、飼い主さんであるママさんも一緒に参加です。


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トイプードルのペコちゃんはもうすぐ1歳になる女の子。
性格は非常に明るくも人に対してはドライで少し天邪鬼さん。シンプルに言えば「芯が強い」タイプです。
特段の問題行動は無いけれど、こちらが指示を出すと反発することが非常に多い。

私にとっては当たり前のことでも、はじめてワンちゃんを迎えたママさんにとってはなかなかの強敵と言えるでしょう。
ママさんが「オスワリ」と言えば、断固として立ち上がり
「フセ」と言えば腰を浮かせ
「オイデ」と言えば完全に無視。


だから愛情溢れるママさんこと、そんな強気なペコちゃんに合わせていつの間にか態度はへりくだり、指示はより弱くなっていき、より優しいものになっていく。
気が付けば「お願いをしてこちらの指示をきいてもらう」・・・そんな関係が築かれていました。

きっと当ブログをご覧の飼い主さんでもお心当たりのある方が多いのではないでしょうか。


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大切なのは我々が飼い主であろうとすること。
ペコから見て飼い主であること。

褒めるトレーニングも大切、叱らないトレーニングも大切。
だけど「犬から見て」もっと大切なのは「あなたの立場は一体?」なんですよね。



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きちんとママさんが飼い主であることを伝えられたから
次にオスワリを伝えられる。フセを伝えられる。オイデを伝えられる。エサを使わなくとも。





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そして愛情が正しく伝わる。いい顔だね、ペコ♪



 
2021.02.28 (日)

全ては愛情ゆえに


野球で例えれば走攻守。

麻雀ならばハクハツチュン。

タピオで言えば唸る吠える咬む。


本日は「3役揃った」しつけ教室の「大型」新入生をご紹介します。

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チワワの「タピオ君」です。(オス1歳)


まず私がタピオとはじめて会ったカウンセリングでの出来事。

私 「咬むという事ですが、具体的にどのようなシチュエーションで発生しますか?」

パパさん・ママさん 「触ったら」

私 「・・・」



私 「それでは、いつ吠えますか」

パパさん・ママさん「かまって欲しい時は必ず」

私 「・・・」



私 「唸るのは?」

パパさん・ママさん 「タピオの気分次第です」

私 「・・・」

万事がこんな状況。これは大変なしつけ教室になるとすぐに理解しました。
ただし、同時にパパさんママさんのお返事から、問題解決への鍵がハッキリと見えたのも確かです。

犬の問題行動を矯正しようとする場合
咬んだ時に〇〇しましょう。
吠えた時に〇〇しましょう。〇〇した時には〇〇しましょう。
しつけ本であれ、ネット情報であれ、いわゆる対処法に終始する形がほとんどです。

果たして本当にそれで良いのでしょうか。

普段の生活態度改善を伝えるのが何より必要なのに。

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タピオにとって必要だったのは、パパさんママさんが「〇〇〇」になること。
これまで注いだ愛情は他の誰よりも。注いだ優しさは誰よりも。褒めた量は一生分。
それはタピオの行動を見ればすぐに分かります。

だけどパパさんママさんが次に注ぐべきはご自身が「〇〇〇」だという強い意志。
決してその場しのぎのしつけ方では無く。


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今日でスクールでのレッスンは終了。問題行動が解消したタピオは以前よりもっともっと可愛くなりましたよ。

とても不安そうな顔で「このまま咬まれるのが続くと、この子を本当に嫌いになりそうで怖い。」
そうカウンセリング時に仰ったママさん。 今では立派な飼い主さんになられました。

タピオ君、次はドッグランでの呼び戻しレッスンへ移行です。
どうかお手柔らかに頼むよ。



 
2021.02.20 (土)

晴れの日に


こんばんは、代表トレーナーのKです。

本日は柏市のドッグラン32wanさんで「アジリティー」 & 「呼び戻し」レッスン。
快晴のもと午前中だけで8組11頭の飼い主さんがご参加です。

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これまでワンコを飼った経験がある方。はじめて迎えたワンコ&はじめてのドッグランで練習される飼い主さん。
ドッグトレーニングの経験がたくさんある飼い主さんから訓練初心者の方まで、皆さん様々なバックボーンをお持ちです。

訓練は何が正しくて何が本当? どの教え方が正解で、何が間違い? とにかく褒めるのが良いの?

どのレベルの飼い主さんも時に迷いながら、時に楽しみながらここでのレッスンをワンコと一緒に満喫されています。
一つだけ確かな事は、ワンコと真剣に向き合った時間は何よりの宝物。 本当の正解はその後に自然とついてくる。


ウィペットのマロンちゃん & ビションフリーゼのハルちゃんは本日で「ドッグラン呼び戻し」レッスン、晴れて卒業です。
マロンパパさんママさんお姉ちゃん、ハルパパさんママさん、ここまでお疲れ様でした。

はじめてワンコを迎え、はじめてのしつけにトレーニング。おそらく大変な気苦労があったことと思います。
それでも毎レッスン真剣にワンコと向き合ってくださったこと、信頼してここまでレッスンに参加してくださったこと
本当に感謝しています。

これからは、ワンコとの絆をもとにたくさんのイベントや旅行、日々のお散歩やお手入れまで
毎日を楽しく不安無く過ごして頂ければ幸いです。


今日を迎えられて「ホッ」とするのと同時に、明日から少しさみしくなるな。